隠れ斜視とは

隠れ斜視って?


ここ何年かで「隠れ斜視」という言葉をテレビなどで見聞きされたことがあるかもしれません。

これは特別に珍しいものではなく、以前から専門用語で「斜位」と呼んでいたものを、「隠れ斜視」と、さも特殊なもののように言い換えただけのものです。

通常は両眼でものを普通に見る(融像視)ことができるのですが、片方の眼を遮蔽するとふさがれたほうの眼が視目標物の方に向かわずに、少しずれる。それが斜位です。


大半の人は斜位を持っています


大半の人は多少の斜位を持っています。
大きくわけると、眼が水平方向にずれる水平斜位と、垂直方向にずれる上下斜位があり、ずれの量にもよりますが、眼精疲労の原因になりやすく、特に上下斜位は強い眼精疲労に加えて、ものが二つにダブって見えてしまったりすることもあります。

当店では(当然のことですが)メガネ作製時の検査において、斜位があるかどうか、あるとすれば、どのくらいなのか、メガネでの矯正効果などを必ず調べます。
そして、お客様とのコンサルティングのなかで、斜位の具体的な説明と矯正効果、そしてプロとしてのアドバイスをお話ししたうえで、矯正をするかどうかを話し合います。
結果、矯正をする際には、プリズム矯正という方法で矯正をいたします。


眼科での斜位矯正は?


そもそも一般の眼科医は、白内障や緑内障など眼の病気の発見や治療が専門であり、主たる受け持ち分野であるため、屈折矯正(メガネなどによる度数の矯正)についてはあまり深い認識を持っていない傾向があります。

そして、屈折矯正に本腰を入れるべき一般のメガネ店においても、近視乱視遠視老眼などについてはけっこう熱心に検査をするのですが、斜位について必ず検査を行い、必要なら矯正もするというところは少ないのが現状です。

ゆえに、屈折矯正についてあまり深い認識を持っていない傾向にある多くの眼科では、眼鏡での矯正を前提とした斜位の検査、実際のプリズム矯正の処方となると、さらに不慣れであるというのが実情です。

そのために、仮にあなたが近隣の眼科へ「私、隠れ斜視かもしれません」と言って受診しても、期待はずれに終わる可能性は高いかもしれません。

たとえば、丁寧に眼位測定をすれば斜位矯正のプリズムが入る処方になるものは、どう少なく見ても1割を超えますが、眼科の発行する眼鏡処方箋で、プリズム矯正のあるものは「まれ」と言ってよいくらいに少ないのが実情です。
そのことからも眼科医(ただし例外を除く)が斜位についてほとんど等閑視しているということが伺い知れてしまうのです。
それはこの国だけでなく世界各国でも大同小異であろうと思います。
うまく斜位を矯正したメガネは劇的に眼精疲労を鎮め、ものをはっきりと立体的に見せたりするものなのですが……。


当店にご相談ください


もともと右目と左目とでものを見る向きがずれているのを、自分でなんとかあわせているような状態なので、基本的に疲れることを強いられているのですが、そのずれを自分で合わせきれなくなってしまった結果、右目の映像と左目の映像が完全にずれてしまい、二重に見える、ということがおこります。

朝や日中は大丈夫なのに、夕方や夜になると、目が疲れたり、ものが二重に見えるかた、疲れ目と一口に言って済ましてしまいがちですが、その疲れ目の本質的な正体は、「斜位」なのかもしれません。

経験上、多少の斜位のかたというのは多くおられます。
ただ、これらはものを見ることに影響をおよぼすほどのレベルではないケースがほとんどです。

やはり、ご本人の自覚として「目が疲れる」、「ものが二重に見える」というかたの「斜位」は矯正が非常に効果的です。

もし、疲れ目やものが二重に見えるという症状でお悩みのかた、また、自分には隠れ斜視があるのではないか? それが原因で自分は眼が疲れやすいのではないか?と心配しておられるかたは、当店で一度検査を受けてみられることをお勧めいたします。





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